文責:かずママ
(本議事録はかずママの個人的な記録によるものであり、
文責はかずママにあります。要旨は「江戸川の保育を考える会」
からも
発表される予定)
議事内容:
Part1.子ども家庭部児童女性課長 早川氏の説明
1−1.江戸川区の児童人口と学童施策
1−2.これからの学童施策
Part2.質疑応答:司会(考える会会長西野さん)の代表質問
2−1.短時間勤務員の導入理由とは?
2−2.今後の目標と移行スケジュールは?
2−3.9学童の選択理由(6ヶ所:児童館併設+3ヶ所:学童)
2−4.最終目標は?
Part3.参加父母からの質問・意見
3−1.なぜ保護者に説明がないのか
3−2.なぜ新しい学童を学校に作れないのか
3−3.全児童放課後事業について
3−3−1.後日説明会を開いてほしい
3−3−2.鎌田小学校の事業の運営主体は?
3−3−3.全児童放課後事業のあり方を保護者・指導員も参加する機関で考える計画は?
3−4.学童利用者の意見について
3−5.非常勤職員について
3−5−1.非常勤職員の採用基準について
3−5−2.非常勤職員は継続雇用が難しくなるのでは。
3−5−3.指導者の意欲:常勤と非常勤とで差がないのか?
3−5−4.常勤と非常勤との賃金差は?
[広報での通達について]
(以下に現在インターネットで参照可能な学童クラブ指導員非常勤化に関する広報記事リスト)
1. 平成15年1月20日の広報より↓
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学童クラブ・児童館 非常勤職員募集
勤務場所・曜日
学童クラブなど⇒月〜土曜/児童館⇒火〜日曜
※勤務時間はいずれも週30時間。
募集人数 保育士または幼稚園〜高校の教諭免許を有する45歳くらいまでの方若干名
申込・問合せ 1月27日(月)までに履歴書(写真貼附)を郵送(消印有効)または持参、
〒132−8501(住所不要)江戸川区役所児童女性課児童係(区役所2階6番)電話(5662)0073
◎書類選考し、2月1日(土)に面接・記述試験を行い2月10日(月)までに結果を通知。
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2. 平成14年4月1日の広報より↓
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・学童クラブの新設・運営の拡大 2億1,810万円
東葛西八丁目学童クラブを新たに開設します(64クラブ・3,080人⇒65クラブ・3,140人)。また、 新
設するクラブから、指導員を民間の人材に求め、新たな発想を活かした運営を行います。
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3. 平成13年7月1日の広報より↓
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子どもたちの居場所づくり 〜児童館・学童クラブ〜
子どもたちの地域での過ごし方が時代とともに大きく変わってきている中、その居場所としての役割を担っている児童館と学童クラブを紹介します。
《夢と好奇心を育む児童館》
児童館は、区内に7 か所。それぞれの施設や地域の特長を活かし、ゲームやスポーツ・楽器演奏など、様々な遊びを体験できる楽しい居場所です。「遊び」を通じて子どもたちの夢や好奇心を育て、また友達づくりができるよう、指導員や地域のボランティアが支援しています。
《留守家庭の子どもたちに学童クラブ》
共働き家庭などの子育てと仕事の両立を支援するため、放課後家が留守となる小学校低学年の子どもたちをお預かりしています。子どもたちは、区内65か所の学童クラブで、友達と遊ぶだけでなく、掃除・後片付けなど生活に必要な力を身につけるとともに、集団生活を通じて助け合うことなどを学んでいます。
《地域全体で子育てを》
将来を担う子どもたちが健やかに育ち、「生きる力」を養うことのできる環境を整えることは、家庭だけでなく、地域全体で取り組まなければならない重要な課題です。区では、子どもたちが地域の皆さんの温かな目に触れながら安心して過ごせる、新しい形の放課後の居場所づくりについて、今後とも様々な角度から検討していきます。
問合せ 児童係 電話(5662)8132
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3−2.なぜ新しい学童を学校に作れないのか
(参加者)
・待機児が約200名いる。現在、学童の部屋には子どもがひしめいている。なぜ新しい学童を学校内に
作れないのか?
(早川課長)
・国の基準では児童一人当たり1.65平米のスペースを確保することになっている。
・学校を利用した全児童放課後対策事業に学童機能を持たせる。
・学校に学童専用の部屋が持てないため発想の転換をする。つまり、放課後の校庭・体育館を利用する。
3−3.全児童放課後事業について
3−3−1.後日説明会を開いてほしい
(参加者)
・後日説明会を開いてほしい
3−3−2.鎌田小学校の事業の運営主体は?
(参加者)
・鎌田小学校の事業の運営主体は?
(早川課長)
・教育委員会と子ども家庭部との共管事業。
(参加者)
・すばらしい対策だと思う。こういう対策があるということをアピールすべきだ。
3−3−3.全児童放課後事業のあり方を保護者・指導員も参加する機関で考える計画は?
(参加者)
・学年枠をはずすというが、単に教員免許・保育士資格があるだけでは1年生〜6年生までの各学年毎の発達段階の特性をくみあげられないのでは。
・今の計画では子どもが体調の悪いとき横になれる場所の確保や、学級閉鎖時・自然災害時の対応が抜け落ちている。利用者の意見も取り入れて機能を考えてほしい。
(参加者)
・全児童放課後事業のあり方を保護者・指導員も参加する機関で考える計画は?
(早川課長)
・全児童放課後事業は各小学校毎に進めていく。統合して検討する機関を考える計画はない。
・区の運営委員会で検討している。
3−4.学童利用者の意見について
(参加者)
・学童利用者の意見を聞いてほしい(3−3−3.と同様)。
(参加者)
・学童利用者の満足度調査をしてほしい。
3−5.非常勤職員について
3−5−1.非常勤職員の採用基準について
(参加者)
・区報で応募してきた人で十分なのか?
(早川課長)
・非常勤だからといって劣っているわけではない。
3−5−2.非常勤職員は継続雇用が難しくなるのでは。
(参加者)
・正規職員も残してほしい
(早川課長)
・正規職員の退職等による自然減、定員拡大をしたいクラブでの非常勤職員の採用、これらを見ながら、
非常勤職員の導入クラブを増やしていく。
(参加者)
・非常勤職員は身分の保証がない。継続して同じ人が勤め続けることができない。
・子どもの心理面を考えると、指導員がコロコロ変わるのが不安。
・ローテーションにより指導員同士が顔を合わせている時間が短くなる。
・人を育てるには時間がかかる。
(早川課長)
・長く働いてくれる、意欲のある人を採用したい。(最初の説明「1−2.非常勤職員とは」と同様)
・身分の保証というが、公務員にも様々な働き方があってもよいのでは。これから議論になってくると
思う。
3−5−3.指導者の意欲:常勤と非常勤とで差がないのか?
(参加者)
・非常勤職員のモチベーションをあげる工夫が必要。勤務評定も難しい。
(参加者)
・1年生〜3年生までは友だち関係も難しい年頃。学童では指導員が子ども達のストレスを発散させて
家に帰してくれる。それが非常勤職員でも必ずできるという自信はあるのか?
・指導者の意欲は非常勤も常勤も変わらないのか?勤務時間の差だけなのか?
(早川課長)
・やる気があって非常勤という働き方を選ぶ人もいる。
3−5−4.常勤と非常勤との賃金差は?
(早川課長)
・一般に公務員の生涯賃金は3億円といわれている。非常勤職員の生涯賃金の数値はない。
・年収(税込)での比較は:
区役所職員(週40時間勤務)の平均賃金:780万円/年
非常勤職員(週30時間勤務)の平均賃金:350万円/年
お姐総括
当日1,2号連れだったために何度も退出を余儀なくされ、とぎれとぎれの参加となりました。
かずママの力作にて欠落した部分を補うことができました。
率直に非常勤でも350万円の年収
とはびっくりです。これは企業の規模にもよりますが20代後半〜30代前半*女性*(<これがヤダね〜)
社員の年収くらいに相当しますよね? この位支払うのであれば、なにも週30時間とか「非常勤」
とか定めなきゃよいものを、やはり現職正規職員とはどこかで差別化せんとならんため「時間」で
線引きをしたということなのでしょう。しかし350万円平均とするとプロフェッショナルに支払う
報酬としてはちと安い。しかし不況下の懐事情を考えると780万円は高すぎる。安定した身分を確
保しつつ、時代に即した相応の報酬を支払うという打開策をめっけられないのでしょうか?
できないこともないように思われます。
また区としては全児童対象を目指しているようですが、今の質を維持して(できれば向上してもらいたいくらいなのに。。。)全ての子どもが学童のサービスを享受できるのならお姐としては反対する理由はありません。働く親の子どもたちにとっては第二の生活の場、専業の子どもたちににとっては遊び場、だから全児童は反対!という考えは私にはなじみません。親の就労の有無は関係なくあまねく子どもの「安心して遊べる地域の子どもの居場所」を「学童クラブ」が音頭をとって作っていって欲しい。
しかしながら質を落とし、安かろう悪かろうを薄利多売サービスを目指すものであれば断固反対でございます。
自主学童という案もありますが、利用者の親ばかりではなく地域をもっと巻き込んでいけたら、大人と子どもが縦のつながりができて小さい頃関わった子どもがティーンズになってタバコふかしてても「こら!なにやってんだ!」って愛情込めて叱れると思うのだけどな。そんな考えは甘いのでしょうか? 保育園問題とはまた別の問題をはらむ学童クラブ、保護者全体がしっかりと見守っていかねばならないと思います。お姐もまだどうあるべきなのかが明確に見えておらず、今後どんどこ模索していきたいと思います。
(深謝)m(__)m
当日どうしても子連れでないと参加できない保護者も多く、
やはり子どもたちの声がにぎやかでフロアの別室利用者の皆様に多大なる迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りて深謝いたします。