区民福祉委員会傍聴記録 2000年1月11日


・場所:区役所西棟4階第三会議室
・福祉委員会は区議10名で構成されています。
・区議の円卓の外に区役所職員(主に福祉部)の席があり15名程

今回は始まって5分でまた「継続」になってしまいました。前回のまとめの ようなカンジでした。

河野議員(共産党):「延長・11時時間開所についてもエンゼル プランでもあるように、この陳情の言い分は方向づけとしては納得いくものだ と思うので、意見一致がみられるならば、採択したいと思うのですが。

吉越議員(市民ネット):我々は第2項(公立保育園での0歳児保育)については、 賛成していないし、全員一致はできないのでは?これから少子化対策を検討するに あたって、この陳情を参考にしていきたいと述べたまでです。

五十井議員(生活ネット):我々は、この陳情に賛成です。

渡辺議員(公明党):我々も、第2項についても異存はないし、賛成です。

委員長:それぞれの会派から意見が出されましたが、自民党の意見は どうですか?

八武崎議員(自民党):我々の意見は前回と変わらない。第2項については、 保育ママ制度を充実することによって、カバーできると思うので、これには 賛成できない。個人的に (この陳情に書いてある)江戸川区の保育制度 が充実していないから転出してしまう人もいるというくだりは、納得できない。 江戸川区政を馬鹿にしている。0歳児保育を公立保育園で実行することは、 保育ママさんにも打撃を与えることになるので、保育ママのみにするべき だと思う。

委員長:この陳情に対して、ほとんど一致していると思われるが、この第2項 については、まだ全員一致が見られないようです。別に協議会を開いて、 採択の方法(多数決にするか、など)について決定したいと思うのですが、 よろしいでしょうか。

委員長:では協議会で、どう採択すべきかを決定することにします。これについては 次回に継続ということに致します。


江戸川WM事務局のコメント
傍聴者はぼのママ、お姐、ぷにたさんでした。
自民党が依然として反対している形でした。 (なぜそこまでして保育ママに固執しているかというと、票集め媒介 だからなんだと別の会派の区議が言っていましたが、それが区の保育予算を 安く押さえたいというのとうまくカップリングしているんだと思うわー)
区議の意見がまとまらないと、継続が続きフェードアウト(自然消滅)になってしまう。 陳情は上告や期限がないので、継続・継続で流し続けるという手に出られてしまう 可能性があるそうです。委員長としても与党・野党どちらにも白黒付けたくない議論の ようです。

でもここで挫けて取り下げたら、何にもならないので、このまま続けよ うと事務局では話しています。

また、取り下げる・陳情内容を変更するかどうかというのは、陳情者からは 何も言えないそうです。区の職員経由で打診があって初めて私たちが 意見を求められるシステムだそうです。