1.2004年度はすくすくスクールと従来型学童の併用年度であるにも関わらず、
1−1.
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従来型学童(学校内学童・独立施設型・児童館)に関する設問がないため、従来型学童の問題点・利用者の要望が把握できない。
- すくすくスクール内学童の運営に反映できない。
- 今まで0歳から18歳未満の児童のための施設として運営されてきた児童館は今後どうなるのか。
独立型施設の学童クラブ室は今後どうなるのか。
保護者の要望を聞かずに利用法を決めるのか。
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1−2.
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すくすくスクールの運営は4月から39小学校で開始されているにもかかわらず、利用者の要望や現状のサービスの質に対する問題点を聞く項目がない。
⇒運営を開始したらそれで終わりではない。始めが肝心。
・すくすくスクールの運営内容に関する要望を施設面・運営面の各側面から聞く項目がない。
(狭い)自由記入欄に任意に書かせるのでは公正を欠くのでは?
乳幼児の保護者向けアンケートも同じくもそっとかゆいところまで手が届く
質問をして頂きたかったでございます。
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前出厚労省ニーズ調査より抜粋
ア サービス等の満足度
設問趣旨 サービスの質の確保・向上を図る観点から、保育所の利用者満足度を把握する。
保育所以外にも、就学前児童においては幼稚園や認可外保育施設の満足度が、また小学生児童においては、放課後児童クラブの満足度が考えられる。
項目:
施設・環境、職員の配置状況(人員体制)、子どもへの接し方・日常の遊び、行事、食事、病気やケガの時の対応、保護者への情報伝達、悩み事などへの相談対応、保護者の要望・意見への対応、利用者間のネットワークづくり、安全対策、衛生対策
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・ここに挙げてある項目は非常に大切。全部抜けてる。
ホントこれではゼロ歳児保育や延長保育の必要性がアンケートで集約できないよねぇ。。
2.子どもの放課後の居場所・過ごし方の現状を把握する項目がない
2−1.
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- 平日・土曜日の時間帯ごとの子どもの放課後の居場所・過ごし方の現状を把握する項目がない
- 現状を把握せず、選択の余地も与えず「すくすくスクール」に居場所を限定している
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3.「子育てに関する悩みや不安感」の項目に
3−1.
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仕事と子育てを両立させるに当たっての悩みを把握する項目がない。
かわりに、「仕事」と「子育て」との関係について4つの男女の働き方
・男女共に仕事・家事・育児を分業
・子どもが小さいうちは片親が家にいる
・片親がずっと家にいる
・わからない
からもっとも近いものを選ばせる設問がある。
⇒これだけでは不十分。
行政支援がないから「子どもが小さいうちは片親が家にいる」を選ぶ可能性だってある。
この質問に対する答えだけから住民の仕事と子育ての意識を把握するのは余りに大雑把。
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3−2.
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問27.「仕事をしながら安心して子育てをしていくために、あなたが企業などに望むことはなんですか」
⇒対象は企業のみではないでしょう。
なのに選択肢には行政サービスに関連する項目が含まれてない。
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